読んだ論文のメモ:Exploiting the Robot Kinematic Redundancy for Emotion Conveyance to Humans as a Lower Priority Task

気になった参考文献(主にHuman-Robot Interactionな研究)のメモをしていこうと思い立ったので、書いてみた。論文のアブストだけだとわからないけど気になったところとか、そういう点をまとめるつもりだけど、書く内容はちょいちょい変わるかもしれない。あと、あくまでメモなので、もちろん間違ってるところもあるかもしれない。ということで、気になった人はオリジナルの原稿をどうぞ。

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タイトル:
Exploiting the Robot Kinematic Redundancy for Emotion Conveyance to Humans as a Lower Priority Task

論文誌名:
International Journal of Social Robotics、2017年。

著者:
Josep-Arnau Claret, Gentiane Venture, Luis Basañez

これまでの課題:
これまでに提案されてきたロボットの動作制御技術では、ロボットがタスクを実行する際に必要な動作と、感情を伝達する動作を、同時に実行することは出来なかった(らしい)。

課題を解くために何をしたか:
人型のロボットによる身体動作を利用して、感情を伝達する技術を開発した。具体的には、pleasure-arousal-dominanceで定義される感情を、jerkiness-acitivity-gazeで定義される動作パラメータで表現するアルゴリズムを提案している。これによって、ロボットが行うメインのタスクに必要な身体動作の意味はそのままに、サブタスクとして感情を伝える動作を合成できるようにした。

使ったロボット:
Pepper

実験と結果の概要:
30人の被験者実験を通じて,伝達したい感情がどれぐらいちゃんと伝わったかをアンケートで評価。HappnessとSadnessは伝わりやすくて、Clamもまぁ伝わったけど、Fearはいまいち伝わらなかった。

どんな論文を書くときにReferするとよさそうか:
ロボットが他者に感情を伝えるための手法を研究する場合や、動作を通じて(ロボット以外のバーチャルエージェントも含めて)感情を伝えるための手法を研究する時、とか。後はロボットの動作生成とかかな。

オリジナルのPDFはこちら

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